研究会開催記録

プログラムへ戻る

「第5回咳嗽研究会」

8:咳喘息におけるアゼラスチンの気道過敏性と呼吸機能に及ぼす影響について

○浅本 仁(浅本内科医院)

アゼラスチンは、実験的には各種メデイエーターの刺激による気道の平滑筋の攣縮を抑制することや、ロイコトリエンの産生や放出によって気道過敏性を低下させるとの報告がある。

一方慢性咳嗽は外来診療においてしばしば遭遇する症状である。当院でも、2002年の開院以来1年4ケ月の間の新患患者1648名のうち63名(3.8%)が慢性乾性咳嗽を主訴とし、そのなかで咳喘息(CVA)と診断したのは32例であった。

17例のCVAの患者にプロカテロールとアゼラスチンを4週間ごとにクロスオーバーで投与し、体プレチスモグラフを用いて気道過敏性と呼吸機能への影響を検討した。

第一治療期にアゼラスチン投与群で気道過敏性の改善を示したが両群に有意な差は認められなかった。しかし、アゼラスチン群では第一治療期でPEFRの上昇が認められ、アゼラスチンに気道拡張作用のあることが示唆された。

ページトップへ