研究会開催記録

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「第5回咳嗽研究会」

5:慢性咳嗽に対するロイコトリエン拮抗薬(montelukast)の効果 −組織学的検討を含めて−

○松井聖子、松原綾子、馬場研二、山口悦郎、岡田 忠*

(愛知医科大学 呼吸器・アレルギ−内科、同 第一生理*)

慢性咳嗽患者にmontelukastを投与し、その臨床効果を検討した。症例は男性2名、女性8名(平均年齢45.8歳)。2名をアトピ−咳嗽(AC)、8名を咳喘息(CVA)と診断した。Montelukastの効果は、咳嗽の程度や日常生活の状況に関してvisual analog scaleを作成し評価した。AC症例1名、CVA症例4名でこれらの指標が改善。AC症例では咳感受性が著明に改善したが、CVA症例は1例をのぞいて気道過敏性は改善しなかった。Montelukastが無効であったAC症例1名、CVA症例4名は、fluticasone吸入で症状が改善した。治療前に気管支粘膜生検を施行したところ、AC症例では、montelukast有効例は無効例より、好酸球浸潤や基底膜肥厚がそれぞれ軽度であった。さらに生検組織中の肥満細胞に対する新規抗体を用いた免疫組織学的検討も施行中であり、併せて報告したい。

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