研究会開催記録

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「第3回咳嗽研究会」

2: 咳喘息患者における咳感受性

○船田泰弘、西村善博、西馬照明、吉村 将、浦田佳子、島田天美子、小林和幸、竹中かおり、横山光宏(神戸大学第一内科)、中島健雄(神戸労災病院内科)

目的

これまでに我々は5年間の観察で慢性咳嗽患者の内、約15%に喘息への移行が認められることを報告した。しかし、経過観察中に喘息と診断されるのは比較的早期であった。すなわち、喘息の前駆症状とは考えにくい「咳喘息群」があると思われる。今回咳感受性検査を行い、咳喘息患者を評価したので報告する。

方法

対象は2ヶ月以上持続する慢性咳嗽を認め、1年以上の観察期間を有する55例とした。健常人20例を対照とし、咳感受性テストを行った。

結果

内訳は咳喘息34例、喘息への移行が5例、その他16例であった。咳喘息と診断された患者の咳閾値は健常成人と比較し、軽度ではあるが有意に低値であった。(5.8±2.8、6.4±1.9μM)

総括

経過中喘息症状のない咳喘息患者の咳感受性は健常人と比較し軽度ではあるが有意に亢進していた。若干の追加症例及び治療後の追跡調査も併せて報告する。

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